ピープショー展 萩尾望都先生プロデュース

漫画家:萩尾望都先生プロデュース in「ラララ書店」

2006年3月3日〜5月31日
10:00〜22:00 入場無料(水曜定休)

萩尾望都先生のセレクト書のコーナー。期間限定「ラララ書店」に、約10点のピープショーを選び展示、現品販売しています。(7階・理学書売り場奥)

萩尾望都先生は、神様です。最も影響をうけた熱烈なリアルタイム読者といえましょう。4才から上の兄姉の漫画を読みふけり、当時のあらゆる漫画を読んで育ちますが、萩尾先生は小学校にはいってすぐのころデビュー作から読んでいて、初期のSF短編<あそび玉>で一気にファンになり、いくつかの珠玉短編を味わい、<ポーの一族>の連載に傾倒しました。中学にはいってすぐ、週間連載で<トーマの心臓>が始まり、友だちと交替で買って読み続けました。

漫画家になりたいと本気で思っていた私の思春期に決定的で最大の作家でしたが、大人になった今、むしろいっそう深く人間とは何か、ということに正面から向き合い続け、漫画でしか表現できない世界を信じ描きつづけておられることに賛同し、今もこの先も、新作を読めることは大きな幸せです。

その萩尾先生が、これらのピープショーを面白がってくださって、春のディスプレイにと展示していただき、非常な光栄です。ただし、先生の品位のため???ここではやや自粛したセレクトをしています(笑)