絵本原画とピープショー(のぞきカラクリ)

開館25周年記念アトリエシリーズ VOL.2
it time in origin – Nishiwaki
2009年4月26日(日)〜5/16日(土) 10:00〜17:00

故郷の西脇市にある、高校の先輩である横尾忠則さんの常設館”西脇市岡之山美術館”が開館25周年となり、光栄にもその記念企画展で3週間の個展をすることになりました。ゆかりの作家の展示企画のためのアトリエという別館で、設計者の磯崎新のデザインによる、くねくね まがった背の椅子のラインを壁面がかたどっていて波打った、ユニークな空間です。

前回、はじめてここで個展をした2000年は、前年にボローニャ国際絵本原画展の入選、その著作「NeverGirls」という出版物があったこと、いつしか西脇市のマークとなっている<日本のへそ>シンボルマークの私が作者であったことなどによっ て企画いただけて、その後出版が実現した「ルネサンス踊り絵本」の原画によるシルクスクリーン作品の展示と、故・原田宿命先生のルネサンスの踊りについてのレクチャーとお弟子さんたちによる古楽演奏と舞踊の再現など、貴重で愉しい会もすることができ、なつかしい友だちや恩師との再会など最高のミレニアムの 節目を迎えることができました。