手作りレターのコンテスト受賞展

逓信博物館ていぱーくで3/3まで「手作りレター」のコンテスト受賞展、大人の部で佳作をいただきました。

いつものカードサイズよりも大きめに作りかえたピープショーで、ラブなモチーフ、覗くとそれらの場面のむこうにメッセージカードが貼付けられているのが見えます。子供や一般公募の、心のこもったぬくもりある素人ならではの手作り感を審査の評価にしているようで、上のほうの賞はもらえなかったし、二階でのこの展示もこじんまりしたものですが(笑)、生徒らとの絵封筒展がまずあって、郵便フリマなど、ていぱーくの学芸員さんとのご縁から、楽しんで作りました。まだまだ知られていないピープショーの面白さの普及かつどう、千里の道も一歩から。。。

ゆったりとした空間で昭和モダンな建築のここも、時期は公開されていないものの移転が決まっているそうで名残惜しいです。二階、三階の常設の通信機器の歴史的な装置や資料、ジオラマ、明治からの郵便ポストなど、見学しておくと大人こそ楽しいものです。最初期のファクシミリとか、なんだか物質移送装置のようですし! 重要文化財のエレキテルも、ここの所蔵なんですネ。(展示品はレプリカです)

一階の特別展は原田泰治の切手の原画、これがとても原画力のあるもので、細かく丁寧な描写、微妙な色使い。職人技的にうまい!!! 切手の大きさになると勿体ないものでもありました。日本の地方の風景ばかりなので泥臭そうと思いきや、さすがに見応えあり、プロ中のプロの仕事で、イラストレーターの私としては、しばし見入ってしまいました。