オルゴールと踊る絵本 〜アルレッキーノと時を超えて〜

神戸の六甲オルゴールミュージアムで特別展「オルゴールと踊る絵本」
〜アルレッキーノと時を超えて〜
2013年9月14日(土)〜11月24日(日)10:00~17:00 期間中無休

<オルゴール・シアター>として、踊る絵本というべきオリジナル・アニメーション作品(吉田稔美/作・絵 山田詩音/動画)を自動演奏楽器などの生演奏と語りで上演します。毎時30分より約15分間。

*ストーリー*

16世紀生まれのアルレッキーノ(おどけた召使い)は自由ですばしっこい! 時さえも行き来し、未来(19世紀)の発明品である音楽を奏でる箱”オルゴール”を持ち帰り、ダンスの大好きなお姫さまにプレゼント。時代が変われば忘れ去られてしまう昔むかしの音楽も、その箱には”記録”され、時を超えていつでも楽しめるのだ。。。

19世紀にめくるめく発展をとげた夢の自動演奏楽器オルゴールは録音と再生をする蓄音機の発明と普及によってたった100年の歴史に終わったことへの愛惜があった。やはり18世紀にすたれてしまったコメディア・デラルテのキャラクター、アルレッキーノに活躍してもらい、時代が過ぎると忘れられた15世紀〜16世紀のルネサンス時代の音楽が彼らにとって未来の楽器であるオルゴールで演奏されるというありえないことが実現する!

かつて普及していたものが博物館に入るとき、それらは流行から解放される。オルゴールは<楽器>として、過去や現代、未来の音楽をその独特の光り輝く音色でいつでも演奏出来る。膨大な演算に費やされた時間も、今ではコンピュータで短縮できてあたらしい曲も手軽に作れるようになり21世紀の今、自由にゆたかに生きている。<クラシック>になるというのは、たぶんそういうことだ。