金しばりのカナちゃん

児童書新刊「金しばりのカナちゃん」、遠鉄童話大賞作品の書籍化で、作者は12歳の少女、中学1年生でした。昆虫好きの少年と、400年も生きているという金しばりの妖怪の少女との交流を描いています。絵日記の文字欄をまちがって横書きしてしまったのを縦読みしたら呪文のようになって、ふたりを結びつけるなど、ユニークなアイデアが面白く、余韻を残す構成で、作家性を感じます。将来がたのしみ。

作者からお手紙をもらいましたが、絵日記の絵が、モデルにした子(妹の友だちだそう)がほんとに描きそう、と書いてくれてて嬉しいです。昆虫が好きで、そればっかり頭にある男の子になりきってみようとしました(笑)。

静岡県下の小学校や図書館に寄贈されるかたちで、一般には市販されない図書なのですが、見本用にいただいたのを、西脇市立図書館、西脇小学校図書室、村上歯科医院待合室(西脇市)に私から寄贈しています。