西脇市、列車ペイント作戦

2010年11月7日、郷里の兵庫県西脇市において、JR民営化に際して廃線となった鍛冶屋線の市原駅跡に、大正時代当時の木造洋風駅舎が再現された「市原駅記念館」にて屋外保存されている保存列車キハ2両の塗装劣化につき、市民の要望から小さな子供が喜ぶようにということで、地元出身の絵本作家としてデザイン画を提供することになり、市民らと直にペイントするイベント として現場作業を主導監修。

列車2両、前後左右6面の約82メートルものスペース、足場を組み、前日に、母校の高校の美術教諭や大阪芸大同期とその娘と友人の芸大生、西脇市職員らとで、下絵を車体にきっちり描き入れておき、当日はデザイン画のカラーコピーを見本にネオカラー各原色をハケにとり、ぬりえのように塗り分けていき、ムラが出来ないように乾いては数回塗り重ねて仕上げていった。

日没の5時に、ほぼ無事出来上がり。幼児、小・中学生、高校生、市民、教員、市職員……のべ130名が参加した。その様子を西脇市のサイトにアップされ、PDFファイルから9ページ分の写真が見られる。